MY FAVORITE & RECOMMENDATION

映画、コミック、本から、お薦めものをピックアップ!

<< November 2009 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
# 映画『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』は大スクリーンで!
 
 今年7月からロンドンのザ・O2アリーナで行われるはずだった、マイケル・ジャクソンの「This Is It」コンサート。1996年9月7日〜1997年10月15日の「HIStory Tour」から13年ぶりになるはずだった、この果たされなかったコンサートのリハーサル風景をまとめたものが、映画『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』です。
 マイケルが個人的な記録として撮影していたというビデオ映像から、4月から6月まで百時間以上に及ぶリハーサルや舞台裏のようすが、コンサートの監督でクリエイティヴ・パートナーだったケニー・オルテガの手で編集されています。

 ドキュメンタリー映像ということで、映画としての抑揚に欠ける冗長なものになってるんじゃないかとか、スタッフやファンのマイケルを惜しむ声が挟まれた「やりすぎ」感あふれるものになってるんじゃないかとか不安を感じつつも、レディースデイ目指してオンラインで座席指定予約までしてしまう……この熱心さが仕事でも発揮できたらいいのに orz。
 さすがレディースデイ。新宿ピカデリーのメインスクリーンはほぼ女性で満席でした。

 さて、実際に観てみると、私の不安はまったく的外れなものでした。リハーサル風景だけに焦点を絞り、感傷的な画像は一切なし。おそらくコンサートのプログラムと同じ曲順で、マイケルの歌とダンス、バックダンサーたちのパフォーマンス、プレイヤーたちの演奏、バックスクリーンに映し出されるはずのCG映像などが、みごとに編集されていました。1時間51分があっという間です。
 「マイケルの死」の匂いを完全に廃し、なにも足すことなく、まるでライブPVのようにこの映画を仕上げたことことこそが、オルテガ監督の「This Is It」コンサートへの、そしてなによりマイケルへの愛情と尊敬と哀惜の表れのようで、むしろその想いに打たれました。

 鑑賞するうちに、私がマイケルの歌から遠ざかったのは「Heal the World」(1993年)あたりからだったかなあと思い出しました。
 世代的なことなのか、地域的なことなのか知りませんが、小・中学校のころ、とにかく「戦争は悪いことだ」「公害は起こしてはならないことだ」と叩き込まれたんですね。戦争だって、公害だってよくない。それはもうね、よくわかっています。ただ、あまりにもしつこく言われると、だんだん「それを起こしたのは、誰だ。私らかい? 『過ちは二度と起こしませんから』はそのとおりで結構だけど、それを戦争を知らない世代に、この国が嫌いになるほどに、この国には正義も未来もないと感じてしまうほどに繰り言するあなた方は、結局なんなんだ」と、まあ、反発心のほうが強くなってしまったわけです。年齢的にも反抗期ですしね(笑)。
 そんな素地があったがために、「Heal the World」を聞いたとたん、説教がましく思えて拒否反応を起こした、と。また、幼い子どもを登場させるという演出にあざとさを感じなかったと言えば、ウソになります。
 それまでは同じ目線に立っていてくれたマイケルが、急に高みに行ってしまったというかね。「起こしたいがために戦争を起こし、利益を追求するためには公害を垂れ流してもなんとも思わない。自然を破壊し、自分以外の人間を苦しめることしかしない、浅ましいばかりの国。この国を愛してはいけない」と教育されてきた私に、あなたまでダメ押しをするのか、とね。

 今から思えば、長らく中二病的にふてくされていたなあと思います(笑)。しかし日本を離れるという経験をしなければ、今でも精神的に亡国の民だったかもしれません。人によるでしょうけれど、それほど子ども時代の教育というのは根深いものがあるのです。まあ、現在の教育現場のありさまを母親たる友人たちから愚痴られたり、ニュースで聞いたりするたびに、「私の悩みはなんだったんだ」と虚しい心持ちになりますがね。っと、話がそれました。

 映画のなかで「Heal the World」と同じ流れのなかにある「EARTH SONG」(1995年)を聴いても、もう拒否感は覚えませんでした。やはりこのテの楽曲の演出にあざとさは感じてしまうのですが、それ以上に、きれいな旋律と最高に美しいマイケルの歌声が堪能できるこの曲との出会いが遅すぎたことを悔やむばかりです。

 映像のなかのマイケルは、50歳とは思えないほど、キレのいいダンスと低音高音自由自在の歌唱力を見せつけてくれました。
 「観客を今まで見たことのない世界へ連れて行く」。その到達点を目指して、「かっこいいポーズ」「美しいシルエット」と彼が計算するままに動き、止まる、鍛錬され、完全に制御されたマイケル自身の肢体。自分が欲しい音、欲しい光景が明確なうえ、それを他人にきっちりと伝えられる表現力。「ああ、これが『舞台の神』というものか。見る者すべての視線を集中させ、自分の世界に巻き込んで陶酔させてしまう。なるほど、多くの人が彼と仕事をしたいと願う所以か」と納得しました。「KING OF POP」の名はダテじゃありません。
 ところどころ、なんとなく苦しそうだったり、思いどおりにいかないことにイラついてるようすも見られるのですが。マイケルのちょっとした気分の下降やわずかに見せるしんどそうな表情にすかさず反応するオルテガ監督のさり気ないフォローがまたいい感じなんですよ! 「マイケル、愛されてるなあ」と、なんだかほのぼのしてしまいました。

 オルテガ監督ばかりでなく、すべてのプレイヤーが、ダンサーが、照明やエフェクト、衣装や振り付け、CG合成などなどなどのスタッフが、マイケルのために最高のものを創り上げようとしていたステージ。現実になったらどんなにすごかっただろうかと、舞台の映像にもはやかなうことのない期待ばかりがつのります。
 「取り返しのつかない喪失」というのが、この世には確かにあるのだと再認識させてくれる映画。世界同時に2週間だけの公開とのことでしたが、延長決定の映画館もあるようです。
 大きなスクリーンで観る価値のある映像です。マイケルファンの方はもちろん、それほどでもないという方も、ひとりの人間がここまでのステージをつくることができるという、ひとつの伝説を目撃するために、足を運んでみてはいかがでしょう。

 THIS IS IT! ──今が、そのとき!


JUGEMテーマ:映画
| comments(0) | trackbacks(0) | 23:55 | category: Movie |
# 「あなたはキムタクで・す・か・ら!」……『MR. BRAIN』

  5月から始まった『MR. BRAIN』が最終回を迎えました。「全8話って短すぎます」と感じた、4月から7月に放送されたミステリー・サスペンス系ドラマのなかでは、私好みのおもしろい作品でした。ただ、「九十九です。あの、九十九と書いてツクモと読みます」(だったかな)というセリフを聞くたびに、「いえ、あなたは木村拓哉と書いて、キムタクですから!」とツッコンでました。なんと言うか、全話を通しても九十九龍介というキャラクターが見えなかったと言うか、「すっごく木村拓哉です」という感じだったんですよね。

 たとえば、水谷豊が演じているのはわかっていても、杉下右京は杉下右京だし、左文字進は左文字進だし、草場一平は草場一平だし、そこに水谷豊ではないキャラクターの存在を感じるわけです。どれも小林稔侍の顔なんだけど、窓辺太郎は窓辺太郎であり、五十嵐杜夫は五十嵐杜夫であり、神保徳之助は神保徳之助である、と。ソフト帽にトレンチコートで査察に踏み込む窓辺にも、売り切れ必至の駅弁求めて右往左往する神保にも、「小林稔侍」を感じたことはありません。渡瀬恒彦は演じる役柄が似ているせいか、鳥居勘三郎と夜明日出夫と加納倫太郎がときどきかぶるのですが、それでも「渡瀬恒彦ではない人たち」です。
 風貌のインパクトが強すぎて、どのドラマでも「あ、いるいる」と目が行ってしまう、「インターナショナル蟹江」こと蟹江敬三でさえ、袴田俊郎は「このクソオヤジ」だし、須藤正次は「もう、須藤さんっ!」だし、中天游は「せ、先生!」だし。
 九十九龍介のようなマニアックな変人というところでは、探偵ガリレオこと湯川学も相当なものでしたが、そこに「福山雅治」を感じたことはなかったんですよね。むしろ「ああ、なるほど。『探偵ガリレオ』ってこんな人かあ」と、人物像が明瞭になりました。

 なのに、『MR. BRAIN』においては「キムタクが変人の役をやっている」としか思えない。これは科学警察研究所のメンバー全員に言えることで、「ああ、爆笑問題の田中裕二がいる〜」「トータス松本は身体もでかけりゃ態度もでかいな。それにしてもいい声ですよね」「なぜそこまでもてない男のステレオタイプなんだ、設楽統!」というアリサマ。正月番組の『新春かくし芸大会』で有名人が意外な役をやってみました(実は演技もできるんです)的な……言ってしまえば、役になりきることより、この人がこんな役を演じているということが見どころという、学芸会に似たノリだなあ、と。
 対して、警視庁側の香川照之や水嶋ヒロ、そして市川海老蔵は、すごく丹原朋実だし、まったくもって林田(リンダ)虎之助だし、すべての登場人物を食うほどの存在感をもった武井公平でありました。刑事コンビには科警研メンバーに通じるコメディ要素も入っていたはずのに、キャラクターがしっかり立ってましたよ。……ひとつのドラマのなかで、なんなんだろう、この差は。
 考えてみるに、制作サイドが演者の個性をキャラクターに反映しようとして、やりすぎてしまったのではないか。そもそも九十九龍介に元ホストという設定はいらなかったと思うのですよ。なんだか「木村拓哉が九十九龍介を演じているのは、彼に元ホストという設定があるからです」と言いわけされてる気がする。いいじゃん、ひとりの男が事故って、そのために脳機能が特異になっちゃった、で。木村拓哉は、ごちゃごちゃと社会的な肩書きのつかない、普通の人を演じるほうがうまいんだから。私が彼の演技に「いいなあ」と注目したのは、『ギフト』と『眠れる森』だもん。

 物語も全8話を俯瞰した構成もよく考えられていたし、人情に頼らず、科学的に犯人を追いつめていく過程にも好感がもてました。「事件」という事象のなかで、派手な部分と意外な部分と「そうだよね。そうなるよね」という予定調和的なところの配分もちょうどよかった。惜しむらくは……というところで、80点かな(笑)。


| comments(0) | trackbacks(1) | 19:41 | category: Drama |
# 腑甲斐ないファンでごめんなさい……『XAZSA(ザザ)』

 仕事で資料として必要な雑誌のバックナンバーを探すために、渋谷のまんだらけと池袋のまんだらけとK-BOOKS、ついでにアニメイトを回りました。
 渋谷のまんだらけの近くにある古書店にもダメ元で寄ってみたら、探しているものはありませんでしたが、若木未生の 『XAZSA メカニックスD』(集英社/コバルト文庫)を発見しました。うわあ、出てたんだーっ! 奥付を見たら、2000年6月の発行。時期的に絶版になってる可能 性もあるので、即確保。105円だもの。書店で見かけたときに買い直しても惜しくない値段です。

 シリーズものがほとんどの若木氏の作品のなか で、「ハイスクール・オーラバスター」シリーズを長らく追いかけていました。水沢諒くんが好きで好きで……。過去形なのは、徳間書店デュエル文庫から出た 『オーラバスター・インテグラル 月光人魚』を買い逃したからです。いつの間にやら出版されて、いつの間にやら絶版(重版未定)に。外伝とは言え、なんてこったい orz。
 で も、若木作品のなかでいちばん好きなのは短編連作の『XAZSA』なんです。ですから、久しぶりにザザ野ザザ太郎ことXAZSA(ザザ)や京平さん、真砂 くん、シグマ、ゼロ、お嬢の物語を読んで、長く会ってなかった旧友に街で偶然再会したような、懐かしくもうれしい気分になりましたv 京平さんじゃないけ ど、「ひどく遅くなってごめん。俺は腑甲斐ないダンナで、二年も君を置き去りにしたけれど」(2年どころじゃねーっ!)なんてね。

 ギターを弾けなくなったギタリスト・早水京平が夜の都会で出会ったのは、「人間になりたい」と願う機械人間(マシノイド)、ザザだった。
 現代版『ピノキオ』か「ピグマリオン」かという感じですが、物語自体がふんわりと手のひらで撫でられるようなやさしさに満ちていて、なにかが癒されたような読後感があります。
 みんな、だれかのためになにかをしたいと思う。それぞれに想う人がいて、その人のために自分を変えようとまで思いつめて、でも一途すぎる想いはすれ違い、哀しみが生まれる。
  若木未生という作家は、現代の「寂しい若者」を描写するのがうまいと思います。自分が言ったことや行なったことを、自分だけの判断で「よかった」「悪かっ た」と決めつけてしまう。「自分が!こうしたからよかったんだろう」「自分が!こうしたから悪かったんだろう」。それを言われた、あるいはされた相手がど う思ったかを尋ねて確認することもなく、「こうしてやったんだから、あの人はうれしいはずだ」と独善的な満足感に浸ったり、全能感を抱いたり、「たぶんあ の人はこう思っただろう」「自分のこと、嫌いになっただろう」「許してくれないだろう」と自己嫌悪・自己否定の深みにはまっていったり。まさにコミュニ ケーション不全と自意識過剰がつくりあげた、世界に<自分>しか存在していない「寂しい若者」たちが、彼女の作品には姿を変え、かたちを変え、多く登場し ます。

 「ハイスクール・オーラバスター」シリーズでは、それが時空を超えて続いてきたトラブルの根源だったりするので、相手を思いやる 気持ちのなかに「自分さえ犠牲になれば」「あの人の幸せこそ、自分の幸せ」という、突き詰めれば自己満足に帰結する感情がある以上、真の解決は遠いものに 思われます。
 「オーラバ」に関しては、若木氏自身がたいへんな深淵にはまってしまったんじゃないかと、ひそかに思ってるんですけどね。「世界は不完全だから美しい」というところで、バランスを保っていくしかないんじゃないかな、とか。
 
  『XAZSA』においては、突っ走る少年少女の独り善がりの思い込みや自意識過剰をへし折る人物が登場します。生活能力ゼロで、職業不定で、元家出小僧 で、自分の「魂」であるギターを弾き続けるためなら人を泣かせても平気とうそぶく自称「冷たい人間」で、心に深い傷を負っている早水京平こそ、その人。こ の世に誕生して3年のザザとか、誕生したばかりのシグマとか、11歳の天才少女とかは、この飄々としていて、軽口が達者で、めったに本当の感情を見せない 20代の青年にかかっては、ひとたまりもありません。主張は論破され、隠していた、あるいは気づかずにいた気持ちをきれいにすくい上げられてしまいます。
 こんがらがってしまった人間関係も、部外者の立場で見渡せば、もつれた根っこが見えてくるもの。そこをきちんと指摘して、真の想いに気づかせることができる京平の言葉がいちいちカッコイイですv
  そうしてお子サマたちを諭すうちに、京平自身も自分の心の傷を癒していくところが最高にいい。失ってはいけないものを失った哀しみばかりで、自身も他人も 見失っていた彼が、義弟の真砂や音楽仲間たちに見守られていることに気づいて自分の存在意義を取り戻し、ザザやシグマに慕われて「人間とはなんなのか」を 考えるようになり、最後には失っても失えないものの存在に気づく。彼の再生の過程は、人間同士の思いやりと語らいこそが人を生きさせてくれるのだと、そっ とささやくように教えてくれます。

 特に『XAZSA ver.2』のクライマックスは、もう「できすぎ!」っていうくらいに快感です!! 初めて読んだときは、「これこそ小説の醍醐味だよ!」って思わず心のなかでスタンディングオベーションしちゃいました。
  『XAZSA』は、人間になりたい機械人間の物語というSFの体裁をとってはいますが、「寂しい若者」たちに「それでいいの? 自分の気持ち、言わなきゃ わかってもらえないよ。相手の気持ち、聞かなきゃわかり合えないままだよ」と問いかけている現代小説のような気がします。


JUGEMテーマ:読書
| comments(0) | trackbacks(0) | 04:46 | category: Books |
# 三読目でハマった「萌えの宝箱」……『夏目友人帳』

 アニメ第一期が始まったときは、興味の大きさはアニメ>原作マンガでした。仕事でアニメについての紹介記事を書かなくてはならないという事情もありましたけどね。ところが、昨年9月にアニメ第一期が終わってから、俄然、原作マンガが気になるように……。20年ぶりくらいに「月刊 LaLa」を買っちゃったりしました。
 その作品とは、『夏目友人帳』(緑川ゆき/白泉社 花とゆめコミックス)です。

 はじめて原作コミックを読んだのは、仕事で関わる前。今市子の『百鬼夜行抄』(朝日ソノラマ・朝日新聞出版)に似たマンガがあると聞いて、「それは好みのど真ん中に違いない!」と書店に行きました。当時、3巻まで発行されていましたが、2巻がなかったので1巻と3巻を購入。でも、このときはなんだかピンと来なかったんです。
 まず、キャラクターの立ち位置が『百鬼夜行抄』にかぶるのが気になりました。夏目貴志(夏目)が飯嶋律、夏目レイコが飯嶋伶(蝸牛)、ニャンコ先生(斑)が青嵐、名取周一が飯嶋開というぐあいに。加えて、画面に描かなければいけないところと描かなくていいところの選択、コマ割りによる緩急のつけ方に鈍いものを感じて、物語に素直に入れない。ストーリーは読み切りとしてまとまっているし、感動もできるのに惜しいなと思ったきり、本棚にしまってしまいました。

 その後、アニメ化決定。作品を雑誌で紹介するということで、5巻まで揃えました。ひととおり目を通したのですが、やはりハマれず。しかし、アニメの大森貴弘監督にインタビューした際、「原作を読んでいると、ちょっとしたひとコマに、ニャンコ先生のアップが描かれていたりするんです。…(中略)…『このニャンコ先生の表情の切り取りはなんだろう』ってすごく気になってきて……」(「Charaberrys Vol.5」P.32より)と言われて、「ああ、そういえば、『夏目友人帳』は夏目貴志の視点で物語が描かれているのに、夏目が気づいてなさそげなニャンコ先生の表情のコマが入るよなあ」と気づきました。
 そこでようやく、ニャンコ先生が夏目を見守ると決めたとき、そのベースには夏目の祖母であるレイコへの想いがあったことの裏付けが取れたのです。……私的な解釈のなかでの話ですが。
 1巻を読んだときになにより気になったのが、なぜニャンコ先生が「妖に名前を返す」という夏目につき合う気になったのかということだったんですね。「隙を見て『友人帳』を奪う」「隙を見て夏目を食う」「暇つぶし」「結界を破ってもらったことの御礼」という動機づけでは、「妖に名前を返せば、『友人帳』が薄くなる(=支配できる妖が減っていく)」というデメリットと引き比べたときに弱いなあ、と。「見届けよう」とニャンコ先生(斑)が言うまでのところで、描くべきなにかが抜けているんじゃないかと思ったことが、「この作品にはハマれそうにない」と感じたいちばん大きな理由だったのです。
 それがまあ、ニャンコ先生ったら、夏目がジタバタしているコマとコマの間でこっそり感情表現をしていたとは、奥ゆかしいったらありゃしない。そういう解釈で読み直すと、ドッジボール2個分の招き猫な体形に似合わぬニャンコ先生のロマンチストっぷりにくらくらキます。いやあ、甘酸っぱいなあ(笑)。

 で、アニメ第一期が終わり、仕事と関係なくなったところで腰を据えて読んでみたら、どっぷりハマッてしまったわけです。5巻を数えるうちに夏目の世界が広がって『百鬼夜行抄』の印象が薄くなったことも一因ですが、同時に夏目が心の動きがどんどんかわいくなっていくのがね……。もうキュンキュンですよっv
 そもそも、私、子どもが大人に守られるという物語は大好物です。親子や祖父母と孫といった「血縁関係もの」も好きですが、寄る辺ない子どもが赤の他人である大人に守られるというのに、すごく弱い。とっても弱い。それも、ひたすら庇護を求めるだけの弱い子どもではなく、なにかしらのポテンシャルを秘めていて、それがチラチラ垣間見える、本人は「守られたい」とはまったく思っていない、ちょっと生意気なくらいの子どもがツボです。口先と行動力は一人前だけど、経験値の低さからくる猪突猛進と迷走を遺憾なく発揮する子どもを、大人がフォローしてやるという図にたいへん萌えます。大人のほうは、積み重ねてきた経験の分、余裕をもって子どもにつき合える、大人らしい大人であることが条件です。

 作品中、ニャンコ先生は、夏目の言動に対して「阿呆」「またお前はやっかいなことに首つっこみおって」とは言っても、「我がままだ」と返したことはなかったと思います。そこが好きです。他人の行動を「我がまま」と感じるのは、「自分はその行動を容認できない」ということですよね。「容認できないけど、我慢してやるんだ」という、自分基準の上から目線が働いている。
 夏目がなにをしても、それを受け入れて、必要なときにはフォローに入る。悪態をつきながらも、決して夏目に「我がまま」という言葉を投げかけないニャンコ先生に、私は理想的な「大人の余裕」を感じます。
 藤原夫妻も夏目に「我がまま」と言ったことはありません。でも名取は冗談に紛らわせつつ「我がままだなぁ」と言っちゃう(柊が代弁したりね)。名取、まだ23ですからね。
 たぶん意図されてのことだと思います。そういう繊細な言葉の選び方が好ましいです。

 幼いころから、目にしているものが人間なのか妖怪なのかわからないほど、はっきりと妖怪の姿を見てきた夏目(映画『シックス・センス』のコール・シアーの視界に近いとしたら、かなり怖い)。ふつうに見えるソレをふつうに口に出せば、周囲の人から「ウソつき」と言われ、親がいない孤独から構ってもらいたくて怖いことを言うのだろう、親戚中をタライ回しにされて情緒不安定になっているんだろうと、軽蔑され、いじめられ、忌避される始末。
 それまで引き取らざるをえない荷物として家から家に受け渡されてきた彼が、ついに出逢ったのが、「私たちの家に来てくれない?」と声をかけてきた藤原夫妻。生まれて初めて存在を望まれた夏目は、「藤原家では妖怪が見えることは言わない。夫妻を怖がらせるようなことは絶対にしない」と誓い、妖怪絡みの出来事に巻き込まれても「なんでもありません」とウソをつきます。それは学校でも同じで、妖怪の存在を感じてしまう田沼と先祖が陰陽師で妖怪にくわしい多軌以外の友人には、挙動を不審がられてもごまかしています。
 しかし、藤原家のある土地は、「友人帳」の元の所有者であり、妖怪に名を知られたレイコが住んでいたところ。今まで以上に妖怪に絡まれるはめになった夏目は、そろそろウソでごまかしきれなくなってきているようです。「何やってんだ」って北本と西村に怒られちゃいましたよ。

 藤原夫妻や名取の自然な気づかいに「ウソをつくのか、この人たちに」と惑い、初めて友人に庇われたことで「幸せなんだ。どうすればいいんだろう」と布団のなかで泣いてしまう夏目。カイの件では、離れて行く人の背中を追いたいと思うことのなかった自分は、仲直りの方法を知らないのだと愕然とします。
 孤独で頑なで自己否定ばかりだった夏目の心が、どんどんやわらかく広がっていくのが心地いいです。人のやさしさに驚いて、顔を赤らめて、素直な表情を見せた挙げ句に泣いちゃうような夏目がほんとにかわいい。

 一方、拳ひとつで妖怪を退けてしまう、レイコ譲りの強力な妖力と、妖怪たちを支配できる「友人帳」をもつ夏目は、妖怪祓いを生業する呪術師たちのリーダー的存在である的場に目をつけられたようで、こちらの展開も目が離せません。

 とりあえず7月3日発売予定の『夏目友人帳』8巻は、文化祭でおめかしする夏目や友人たちに囲まれて幸せな夏目や田沼のために奔走する夏目がいっぱいで、夏目と藤原夫妻の出会いもあって(たぶんそこまでの話が収録されるはず)、キュンキュンすること間違いなし。もちろんニャンコ先生の中年妖怪的な魅力もむんむんなので、みんな、買えばいいと思うよ! ほとんどの話数を「LaLa」で読んじゃった私も買いますとも。2話分ほど買い逃してるし orz。
 ずいぶんな回り道をしてハマッた『夏目友人帳』。一読して「ツボと違う」と思った作品も、再読してみれば、案外「萌えの大漁船」だったりするかもしれません。


JUGEMテーマ:漫画/アニメ
| comments(0) | trackbacks(0) | 11:13 | category: Comics |
# 日常を離れた「ひと夏のできごと」……『FLY, DADDY, FLY』

  すごくシンプルだけど、元気が出る作品です! セットのチープ感といい、単純なストーリー展開といい、漂う雰囲気といい、シリアスとコメディの境い目の曖昧さといい、B級チックな匂いがぷんぷんするのですが、堤真一と岡田准一というふたりの俳優の存在感が「映画」に完成させています。

 ひとり娘が、高校生でボク シングチャンピオンの石原に殴り倒された! 病院に駆けつけた鈴木(堤真一)は、重傷を負った娘をいたわるよりも先に、そんな事態に陥ったことを責めてしまう。さらに、石原は名門校 に通う名士の息子で、校長も担任も金で片づけようとする。彼らに抵抗できなかった鈴木は、娘からも妻からも冷ややかな目を向けられることに……。
 外に怯えて病室から出られなくなった娘と黙々と娘に付き添う妻に顔向けできるようにと、鈴木は刺し違える覚悟で石原の高校へ殴り込むが、そこは落ちこぼれが通う三流高校だった。
 高校を間違えるという失態に決死の思いも霧散し、落ち込む鈴木。しかし、そこで小柄な体躯や年齢からは想像できない驚異的な戦闘能力を誇る朴舜臣(パク・スンシン/岡田准一)という少年に出会い、成り行きで彼から闘い方の手ほどきを受けることになる。無茶とも思える特訓を課せられるうちに、鈴木は、クール&クレヴァーな舜臣が秘める、理不尽な暴力に命を奪われそうになり、「守ってくれる父親」を求め、あきらめた過去を知る。舜臣もまた、娘のために、出世の道を投げ出し、自尊心を折ってもがんばる鈴木の姿に、次第に心を開いていく。
 そして、ついに高校生ボクサー・石原とサラリーマン・鈴木の対決の日が来た!

 とてもきれいな大団円を見せてくれる、イヤな後味が残らない映画です。特に舜臣の「鷹の舞」と鈴木が最後に走って行くシーンは必見! まさに「FLY!」。
 どこかノスタルジーを感じる「青春の1ページ」「夏休みのできごと」的なところが、なんとなく『木更津キャッツアイ』に通じるような気がします。


JUGEMテーマ:映画
| comments(0) | trackbacks(0) | 05:25 | category: Movie |
# 幻月の光が結び合わせたふたり……『幻月楼奇譚』

 「Chara」2009年2月号(徳間書店刊)を購入しました。約1年に一度掲載される、今市子の『幻月楼奇譚』のためです。今のところ、単行本化を待ちきれず、雑誌を買ってしまうほどにのめり込んでいる作品はマンガも小説もないのですが、『幻月楼奇譚』は特別です。コミックにまとめられるのは何年先かという状態ですから orz。
 ある書評サイトで、この作品のほぼ年一連載について「今市子は自分のなかの時間の流れを早くしてください!」と書かれていましたが、まったくそのとおりと言いたいです。

 昭和初期に近いいつかの時代を舞台にした、このシリーズの主人公は男性ふたり。
 江戸時代から続く高級味噌屋の若旦那、鶴来升一郎は世事に疎く、言動がどこか素っ頓狂。上背のある美男子で、容姿に惹かれる女性は数多。絵画、工作、歌舞音曲など、なにをやらせてもそこそここなすが、こなせるがためになにごとにも情熱がもてない。亡父の跡を継いで鶴来屋の主人となるものの、商売にも熱心になれない。
 コミック第1巻に収録のシリーズ初期作では、そんな升一郎が実はなかなか食えない性格をしており、それに吉原遊郭の幇間(ほうかん/たいこもち)の与三郎が振り舞わされるというお話でしたが……。「与三郎(切られの与三)」というあだ名の由来となった身体中の刀傷の因縁話が描かれたあたりから、与三郎のキャラクターがぐっと立ってきました。
 「お前に味噌屋の主人なぞ務まるもんか」と父親に笑われたことが心に刺さり、「やりたいことがなにもない」と嘆息する升一郎。そんな彼が、「幻月」の光の導きか、初めて興味をもったのが、長唄・三味線がからっきしダメで、得意は怪談の語り聞かせという三流幇間の与三郎。過去に全身に刀刃を浴びて長く生死の境をさまよった彼は、今なお片足を冥府に突っ込んでいるのだとか。故に目に見えないものが見えるため、そこからネタを拾って、仕立てた怪談を“売り”にしています。
 言動が率直すぎて世間知らずに見える升一郎ですが、かなりの頭脳派。愛憎の修羅場をくぐり、吉原という苦界を泳ぎ渡ってきた与三郎も、(主に悪知恵的な意味で)頭が切れます。すべてを語らずともツーカーで話が通じる(おかげで、読む側には脳内補完が必要なときが……(笑))ふたりが、人ももと人であった者も訪なう吉原の茶屋「幻月楼」とその周辺で起こる不思議な事件に関わったり、解決したりしていきます。

 常に升一郎が一方的に与三郎に言い寄っている態ではありますが、話数を重ねるに連れて、与三郎も徐々に絆(ほだ)されてきたようす。まあ、其ノ一から幻月楼では「升一郎は与三郎の情夫(いろ)」と公認されていますけどね(笑)。

 さて、『幻月楼奇譚』其ノ十です。まずは「そうかあ。ようやく10話になったかあ」と感無量でした。そんな作品、ほかにはありません orz。
 これまで、升一郎の求愛行動は実を結ばないまでも、いいコンビネーションを見せてきたふたり。しかし、なんと別れたらしいというところから物語は始まります。
 同居する従弟で味噌職人の太郎の見合いに、なぜか熱心な升一郎。一方、与三郎は子どもを拾い、幻月楼の女将に下足番として預けます。一見、まったく関係がないこのふたつの事柄が一本の糸に縒り上がっていくさまは、おみごとさすがの今市子。相変わらず一回読んだだけではわからない部分があって、二度三度と読み重ねて「そういうことか」と得心する次第。今回は、殊になぜ「吉原百人斬り」こと『籠釣瓶花街酔醒(かごつるべさとのえいざめ)』が関わってくるのかの解釈に悩みました。

 いちばんの見どころは、与三郎が升一郎に啖呵を切る場面。其ノ七では升一郎を食いモノにしようとする彼の悪友にみごとな啖呵を切ってくれましたが、今度は升一郎に向かってですよ。幇間という商売柄に処世術も働いて、ヘラヘラするばかりで真意を見せない与三郎ですが、本気で怒ると、まとう空気がとたんに鋭利になります。その威力、押しの一手の升一郎が近づけなくなるほど(笑)。与三郎のほうが年上ですしね。
 さらに、眼鏡をはずしたら役者顔のご尊顔や、「なるほど。これは升一郎が見たがるはずだ」と納得の寝顔に寝乱れた姿も見せてくれます。
 其ノ七の「吸い付けたばこ」の件やこのたびの貸し座敷の件など、遊郭の流儀や挑発の流し方がわからない升一郎もかわいい。洗練されているのに野暮という抜けっぷりと、去る者追わずで鷹揚なわりに、与三郎にだけは執着する偏りが、升一郎の魅力でしょうか。

 一話完結の事件ものという体裁ですから、続けようと思えば、どこまでも続けられる作品です。気になるのはやはり、二歩進んで一歩下がるような升一郎と与三郎の関係がどうなっていくのか、ですね。今氏の作品は焦らして焦らして最終話でようやくカップル成立という話が多いので、さて升一郎の恋路に決着がつくのは何年先やら。
 そのときが早く見たいけれど、でも長く続いてほしい。次に読めるのは……やっぱり来年でしょうかね。

 コミックスは2巻まで発売中。1巻には其ノ一〜其ノ四、2巻には其ノ五〜其ノ八が収録されています。3巻は2年後かなあ(笑)。
 描写はキスまでですが、ボーイズラブ作品ではありますので、苦手な方はご注意ください。


JUGEMテーマ:漫画/アニメ
| comments(0) | trackbacks(0) | 07:24 | category: BL Comics |
# 北原文野の絶版コミックが同人誌も加えて電子書籍に!

 本館サイトでも紹介しています、北原文野のマンガ「<P>シリーズ」(紹介文は本館コンテンツの「趣味話」にあり)。息の長い作品であるだけに絶版になったコミックも多く、シリーズの続きや番外編が描き下ろされた同人誌もなかなか手に入らないという状況にありました。
 それが、なんとまとめて読めるように! 1月9日から順次配信されている「コミックターミナル」の北原文野関連書籍では、商業誌発表作品にプラス、それに関連する同人誌発表の番外編もいっしょに収録されています。価格も1冊420円(税込)とお手頃!
 ただし、対応OSはWindows2000・XP・Vistaのみで、相変わらずMacユーザーは虐げられておりますけどね(苦笑)。

 「コミックターミナル」で配信中の「<P>シリーズ」は以下のとおり。
<Pシリーズ1> 『L6〜外を夢みて〜』
 収録作品:『L6〜外を夢みて〜』『草原の子ども』『残像』

 『L6〜外を夢みて〜』は<P>シリーズの最初の物語。超能力者が「P(混乱させるもの)」と呼ばれ、迫害されるようになるきっかけになった事件を描く。絶版になった同タイトルのコミックの復刻。『草原の子ども』は『L6』に登場するロカルーの子ども時代の、『残像』は『夢の果て』の主人公スロウ・ケアクがその思いで未来と今をつなぐ掌編(どちらも同人誌初出)。

<Pシリーズ2> 『あてどない夜』
 収録作品:『あてどない夜』『7時に迎えが、、』『小さな籠の中』『金色の昼と銀色の夜』『夜明けまで』

 商業誌(「プチフラワー」小学館)で初めて発表された<P>シリーズ。シリーズのメインキャラクターのひとりであるトゥリオ・トールとアリステア・ドーサの邂逅を描く。「ボーイ・ミーツ・ガール」がテーマで、シリーズのなかでは比較的明るく、入りやすいストーリー。別名「アリステア4部作」。プラス、トゥリオとPを助けるレジスタンスとなったスロウの出会いを描いた『夜明けまで』を収録(SG企画の「グループ」初出)。
  
<Pシリーズ3> 『クァナの宴 Vol.1』
 収録作品:『クァナの宴』前編
<Pシリーズ4> 『クァナの宴 Vol.2』
 収録作品:『クァナの宴』後編、『花〜SSPリーによせて』

 <P>シリーズのメインキャラクターのひとりで、Pにとっては「迫害者の総帥」であるゲオルグ3世。その甥であるクァナ・クニヒコを中心とした物語。クァナを通してゲオルグ3世の心の暗部が垣間見られたり、クァナが起こす行動がスロウ&トゥリオやリーとクロスオーバーしたり……。<P>シリーズの各キャラクター、各イベントのピースをつなぐジョイント部分でもあります。『花〜SSPリーによせて』は、PでありながらPを狩る者となったリー・カールセンの哀しい胸の内を綴った掌編(同人誌初出)。

<Pシリーズ5> 『砂漠に花を…』
<Pシリーズ6> 『砂漠の鳥たち』

 収録作品:『砂漠の鳥たち』『SNOW FESTIVAL〜雪の日〜』
<Pシリーズ7> 『砂漠をわたる風』前編
<Pシリーズ8> 『砂漠をわたる風』後編

 切ない話がほとんどの<P>シリーズのなかでも、苦しいほどに切々とPの悲劇を訴えてくるのが、リー・カールセンを主人公とした「砂漠シリーズ」。じわじわと袋小路に追いつめられていくこの感じは、言葉では表現できません。ぜひ読んで味わってみてください。『花』と『鳥』は絶版コミックの復刻。『風』は同人誌で発表されたもの。『SNOW FESTIVAL〜雪の日〜』は、Pが最後に行き着いた逃亡場所である“地上”で「若長老」と呼ばれるアライアンと、<P>シリーズを通じて味のある役で登場するゴディのほのぼのエピソード(同人誌初出)。

 商業誌発表分と同人誌発表分を組み合わせて、「<P>シリーズの年表順に近い構成になっておりますので、普通に読みながら流れがわかるようになっているはず」(「コミックターミナル」編集者・談)とのことですので、初めての方も入りやすいと思います。読みのがした方も、この機会にぜひ!

「コミックターミナル」サイト
http://www.comic-terminal.jp/plaza/exec/top

「コミックターミナル」北原文野ページ
http://www.comic-terminal.jp/plaza/exec/author/search/do?authorName=%E5%8C%97%E5%8E%9F%E6%96%87%E9%87%8E


 マンガのダウンロードサイトとして知られる「eBookJapan」でも、ずいぶん前から絶版のコミックが配信されています。こちらはあくまでもコミック収録分のみ。同人誌の作品は入っていません。1冊315円(税込)。Windowsのみ対応。
『L6―外を夢みて―』 (<P>シリーズ)
『クァナの宴』第1巻・第2巻(<P>シリーズ)
『砂漠に花を…』(<P>シリーズ)
『砂漠の鳥たち』(<P>シリーズ)
『魂を鎮める歌』
『時のほとりに』
『もうひとつのハウプトン』


「eBookJapan」北原文野ページ
http://www.ebookjapan.jp/shop/author.asp?authorid=2130

 「eBookJapan」配信の上記コミックスは「YAHOO!コミック」でも配信されているようです。有効期限(80日)つきですが、1冊294円とお安め。対応OSはWindows2000・XP・Vistaでーす(ヤケ!)。

「YAHOO!コミック」北原文野ページ
http://comics.yahoo.co.jp/list.html?list=author&author_id=kitahara01

 でも、まずは『夢の果て』を読んでもらいたいなと往年のファンは思うわけですよ。やはりここが<P>シリーズのすべてが詰まった原点だと思うので……。
 『夢の果て』は電子書籍にはなっていません。ハヤカワ文庫JA(早川書房)より、全3巻発売中。分厚い文庫サイズで、1冊840円(税込)です。全国書店か、amazonや7&Yなどのネット通販で購入できます。


JUGEMテーマ:漫画/アニメ
| comments(0) | trackbacks(0) | 08:24 | category: Comics |
# これが、明日のリアル!──『ケータイ捜査官7』

 テレビ東京の深夜枠、火曜日25:30から再放送中の『ケータイ捜査官7』がおもしろいです。本放送は水曜日の19:00から30分枠で、ジュニア向けの特撮ものなのですが、侮れません。
 ヤクザ映画や『着信アリ』や『神様のパズル』の監督として知られる三池崇史がシリーズ監督(製作総指揮)を務め、三池氏のほか、渡辺武、辻裕之、麻生学、小中和哉、鶴田法男、押井守、金子修介、丹野雅仁、湯山邦彦、西海謙一郎が順繰りに各話の監督を担当しています。
 個人的に、2002年放送の『相棒 警視庁ふたりだけの特命係』や『スカイハイ2』の監督、『ミステリー民俗学者 八雲樹』の演出である麻生学、言わずと知れた押井守、押井守の後輩である『デスノート』『デスノート the Last name』の監督・金子修介、アニメ監督として長いキャリアを誇る湯山邦彦が参加しているということで注目はしていました。
 さらに、原作&制作にProduction I.Gが入っているので「観なきゃなあ」と思いつつ、本放送の時間が時間なので、4月から放送されていたにも関わらず、なんとなく見損ね続けていたのです orz。

 でも、たまたま見たときに、第16話の「セブン対ゼロワン!」とか、第23話の「ケータイ死す」とか、第28話の「ケータイが生まれた日」(「これは絶対に観てほしい!」と思う回です)とか、気になる話数があったんですね。それで、深夜枠で放送されるようになってから腰を据えて観てみたら、これがおもしろい。というか、ハマる! ハマッた!!
 なかでも、脚本が櫻井圭記の話数(第28話「ケータイが生まれた日」、第31話「ゼロワン、走る」)、冨岡淳広の話数(第9話「バディシステム」、第16話「セブン対ゼロワン!」、第23話「ケータイ死す」)、山口宏の話数(第8話「トラップ・ビル」、第14話「セブンの子守唄」)が好きですv

 主人公は、父親の仕事の関係で転校をくり返してきたため、友人をつくるなどの人間関係を築くことに疲れ、何事にも興味をもてず、話しかけられても「ああ」「うん」と面倒くさそうに答えるのみで、クラスでは「空気くん」と呼ばれている高校生、網島ケイタ。
 そんな彼が、家出を計画し、バイクを走らせているとき、暴走した工事用作業ロボットに襲われる。逃げ惑うケイタの前に現われたのは、滝本壮介という男と、歩いてしゃべる人型ケータイの「セブン」。滝本の指示でセブンは作業ロボットのAIを掌握するが、ケイタをかばった滝本は重傷を負う。
 その事件の背後には、ロボットAIを暴走させて都市機能をマヒさせ、人びとを混乱に陥れようとするサイバー犯罪者の姿があった。
 新たな事件の発生に、傷をおして出動しようとする滝本。その正義感や責任感に圧倒されたケイタは、「自分が動く」と言ってしまう。無気力高校生ケイタの心のなかに「人のために動く」ことのできるやさしさを見出した滝本は、ケイタに「おまえはやさしい」と告げ、相棒であるセブンを託す。
 大人の男として尊敬の念を抱いた滝本に、自分でも知らずにいた良いところ(やさしさ)を認められたケイタは、セブンの指示のもと、泣き言を漏らしつつも気張って事件を解決する。滝本に「よくがんばったな」と言ってもらえると信じて、意気揚々と病院に戻るケイタ。しかし、滝本は帰らぬ人となっていた。

 携帯電話会社の「アンカー」は、自己のネットワークを含めた日本のコンピュータネットワークをサイバー犯罪から守るため、独自の秘密機関を組織していた。その名も「アンダーアンカー」。滝本はアンダーアンカーに所属するエージェントで、セブンは彼と組むバディ(相棒)のフォンブレイバー (Phone Braver)であったのだ。
 フォンブレイバーは携帯電話の形態をしているが、四肢をもつ人型ロボットに変形し、意思を有し、人間と会話することができる。あらゆるネットワークへの介入が可能という、ある意味、最強のメカだが、介入に要する5秒間は無防備になるため、バディであるエージェントの援護が必須となる(ついでに、小さいうえによくこけるので、移動にはバディの手が欠かせない)。また、すべての行動において、バディの認証を必要とする。
 このフォンブレイバーは、アンカーの創立者であり、人間と人工知能の「親しい関係」を実現させようとしていた宗田雅芳、ロボテック研究の異端児でなにより機能優先を貫く技術者・伊達雄人、ふたりを引き合わせた先輩格の水戸幸平という、3人の科学者がつくりだした「未来の可能性」だった。

 滝本の遺志を継いで、まずは研修生としてアンダーアンカーのエージェントとなったケイタ。学校と仕事の両立に疲れ、命がけの作戦に「もうイヤだ」「なんで俺が!?」と愚痴り、セブンとも「このケータイ」「なんだ、研修生」とやり取りする間柄だったのが、やがていつしか「セブン」「バディ(ケイタ)」と呼び合う仲に。
 ふたりが築き始めた、人間と機械という本来あるべき「主従」の意識を超えた、対等の友だちという関係は、3人の科学者たちが目指した「夢のかたち」であり、同時に、元アンダーアンカーのエージェントで、今はサイバー犯罪者として暗躍する間明蔵人(まぎら くらんど)が予言する「フォンブレイバーは人類を滅ぼす」という「未来の姿」でもあった。
 ケイタとセブン、ふたりが向かう未来はどっちだ!? そう──これが、明日のリアル。

 と、まあ、長くなりましたが、たぶんこんな話だと思います。いや、理屈はいいんですよ。つまるところ、登場するフォンブレイバーたちがかわいすぎるんですよ! さすがにセブンタイプの携帯電話をもつために(ほんとにあるんだよん! 「フォンブレイバー815T PB」というのだ)ソフトバンクに移行しようとまでは思いませんが、バンダイの「DXフォンブレイバー7」は欲しいかもしれない……。
 ケイタと「セブン」、桐原大貴と「サード」、そして、もう今ではツンデレ属性としか思えない、「お前は圏外だ!」が口グセでる〜るる〜♪な「ゼロワン」、これから出てくるらしい「ファイブ」(ゼロワンはセカンド、サードはフォース、セブンはロクと兄弟機だが、ファイブは汎用型の試作品として単機開発された。間明のバディとなる予定だったファイブは、ゼロワンの反乱に巻き込まれ、使用不能になったはずだが……)。特にケイタとセブン、そしてゼロワンとの関係は、『ツインシグナル』に代表される、人間と人工知能の関係性にアンテナが立っちゃうファンにはたまらないはず!
 レンダルDVDも出ているので、興味をもたれた方はぜひご覧になってくださいませ。個人的趣味ですが、勝野洋と洋輔の親子共演も、捜査7課(ハイテク捜査課)の刑事とその部下役で見られちゃうんだぜ。

 最後に。セブンの初期の口ぐせは「ケータイは投げるものではなーい!」ですが、私はケータイをよく落とします。ボトッと。ゴトッと。ごめんね。これからは気をつけるね。

テレビ東京「ケータイ捜査官7」サイト↓
http://www.tv-tokyo.co.jp/anime/k-tai7/

ソフトバンクモバイル「フォンブレイバー 815T PB」ページ↓
http://mb.softbank.jp/mb/product/3G/815t_pb/


| comments(0) | trackbacks(0) | 07:05 | category: Drama |
# 青春の1冊! 悪夢を食べる超能力高校生の物語「ばくシリーズ」
 本年12月に公開予定の映画『悪夢探偵2』の試写会に行ってきました。原作・製作・脚本・撮影・編集はすべて、塚本晋也。まさに塚本ワールドという作品になっています。主人公の「悪夢探偵」こと影沼京一を演じるのは、松田龍平。
 映画の紹介はいずれ仕事のほうでできたらと思います。

 今回は『悪夢探偵2』に絡めて、「悪い夢」を扱ったマンガの話などを。
 私の大好きな作品に、杉山志保子の「ばくシリーズ」(白泉社/花とゆめコミックス)があります。シリーズを収録したコミックスは『ばくの飼い方教えます』『天使が僕に堕ちてくる』『幻獣博物館』の3冊。『ばくの飼い方教えます』の初版発行が1988(昭和63)年10月。第1作目の「ぼくらはみんな起きている」が今は無き「花ゆめEPO」に掲載されたのが1986(昭和61)年ですから、実に20年以上前の作品になります。
 最近、杉山先生が『アンジェリーク ラブラブ通信』『ネオロマンス通信Cure!』『コミック アンジェリーク』などでご活躍中と聞いてなんだか安心したのでした。ただ、「ばくシリーズ」はおそらく絶版だと思われます。なので、簡単に内容をご紹介しますね。

 高校生の御与士郎(おき よしろう)は、保健省精神衛生局心療課に所属する国家公務員でもある勤労学生。なぜ高校生が公務員をやっているのかと言うと、彼はテレパシー(精神感応能力)をもつ超能力者だからです。
 保健省精神衛生局心療課とは、人びとの心の悩みが寄せられるセクション。拒食症の児童相談から、殺人願望のみが人から人へ乗り移っていく連続殺人犯の捜査、クローン再生技術で生み出された感情をもたない実験体の保護などなど、「精神」が絡む、常識では割りきれない相談事や事件・事故を専門に扱います。表に出ない心の深層を探らなくてはならないため、心療課の実働部隊はほとんどがテレパス(精神感応者)。彼らは、人の悪夢を食べるという貘になぞらえて、「ばく」と呼ばれています。

 両親を早くに亡くした与士郎は、猫のよたろうとふたり暮らし。人格が分裂した少女の精神を分裂前まで遡らせて、後から生まれた人格を消し去ったり(元の少女は与士郎の親友の彼女で、分裂した人格の少女は与士郎が好きというオマケつき)、自覚のない三角関係で悩んでいた老婦人の心のなかに入り込み、恋心を好意に置き換えてつじつまを合わせたり……。「象の不眠症も治す」と言われる彼は、クレヤボヤンス(透視能力)やサイコキネシス(念動力)もこっそり使えたりする、心療課きっての凄腕の「ばく」だったりするのです。
 与士郎の姿を借りた超能力者の悪戯で心療課のメンバーに狩られるハメになったり、テレパシーの波長がターゲットと同じだったという理由で暗殺者に命を狙われたり、彼の能力を欲しがっている企業に洗脳されて、仲間と戦わされそうになったり……。そもそも、10歳のとき、母親の死について心療課に記憶操作され、記憶も自覚もないまま残ってしまった罪悪感のせいで心療課の仕事を受けるようになったのかも……という、どこまでも不幸体質な彼。
 けれども、消えた少女に涙を流し、感情が芽生えたばかりの女の子の背中を前に進めるよう押してやり、自分を殺しかけた暗殺者を赦してしまえるやさしさは、与士郎自身が孤独のつらさや心に受けた傷の痛みをよく知っているから。それに、与士郎の連日の遅刻に頭を痛めながらもフォローしてくれる先生や、なにか事あらば(鳴海&津々井コンビを派遣して)ケアに努めてくれる上司である部長、そして心強い仲間たちがいるから……。
 他校に通う1学年下の高校生で、接触テレパス(他人の身体に触れることにより、精神感応できる)であり、同じテレパスとして与士郎を尊敬しまくっている鳴海笙。鳴海のクラスメイトでケンカ友だち、ただし仕事では絶妙なコンビネーションを見せるサイコキノ(念動力者)の津々井箏治。そして、与士郎のクラスに転校してきた、サイコキネシス、テレポート(瞬間移動)、テレパシーを使う万能型エスパー・大野深雪。事件をきっかけに知り合った彼らは、与士郎を理解し、慕ってきます。フォローしたり、フォローされたり。だから、「すぐにでもやめられるからな、おれはーっ」とつぶやきながら、飄々とした風で与士郎は今日も他者の心と向き合うのです。

 連作の一話一話で扱っている事件はけっこう深いのだけれど、基本的に行動範囲や生活基盤が「高校生」という枠からはみ出さない、まじめな物語のつくりが好きです。なんといっても、強力な超能力者にも関わらず、与士郎はじめ仲間たちの感性が地に足がついているのがいいなあと思います。

 前書きがたいへん長くなりましたが、マンガを読みながら、与士郎が人の心の深層に入り込んで悪夢を片づけるとき、どういう映像を見ているのだろうと考えていたんですね。マンガにはほとんど絵として描かれてなかったので、よけいに気になったんです。
 それが、今回の『悪夢探偵2』を観て、「ああ、もしかしたらこんな感じなのかもなあ」と理解できた気がしたと申しますか。幽霊っぽい部分は『悪夢探偵』ならではの映像でしょうが、その不条理感や日常の風景にぽっかりと空いた穴のようなイメージは共通するところではないかと思われて、20年越しのもやもやがだいぶん晴れたような気がしたのでした。
 『悪夢探偵』の第1弾は観ていないので、早めにレンタルビデオででも観たいなあと思います。

『悪夢探偵2』公式サイト
http://www.akumu-tantei.com/


JUGEMテーマ:漫画/アニメ
| comments(0) | trackbacks(0) | 22:34 | category: Comics |
# ビフォー/アフターがおもしろい『温泉(秘)大作戦』!
 「土曜ワイド劇場」で、私がいちばん楽しみにしているシリーズと言えば、コレです。『温泉(秘)大作戦(おんせんまるひだいさくせん)』! 今日はその第6話目「旬を喰らう真夏の伊勢志摩・アワビの踊り食い、海女さん料理、夏野菜そして真珠をめぐる謎の連続殺人事件」でした。……サブタイトル、長っ!

 なにがいいって、「温泉旅館のしかけ屋」「立て直し屋」と呼ばれる城之内コンサルティングのメンバーが、それぞれのアイデアで低迷する旅館を改良していく過程がけっこう現実味があっておもしろいのです。
 このたびの伊勢志摩の旅館は、女将と従業員の意識改革のほうが重点だったので、あんまり目立ったインテリアの改装などはなくてちょっと残念だったのですが、他のエピソードではビフォー/アフターの違いに目を見張ることも。
 温泉旅館で感じるのが、ラウンジやロビーの洗練されてなさと売店の浮きっぷり。ちょっと鄙びた温泉に行けば、花などが描かれた色あせた色紙が壁を飾っていたり、コケシ、日本人形、果ては北海道の木彫りの熊まで並んでいるんじゃ……という「ここは個人宅ですか!?」みたいな雑多な飾りつけなど、味わいはあるんだけど、「自宅とは違う空間」が望まれる旅館としてはどうだろうと思うこともあるので、そういうところに切り込んでいくエピソードにはとても共感します。
 女将と支配人の立場、客には見えない仲居さんの仕事や板場のようす、旅館組合のあり方や温泉地区の再開発の話など、旅館が抱える内情事情を知ることできるのも、この番組のいいところ。さらに、偽の関サバや偽パールなど、ブランド偽装や流通の問題にも食い込んでくれるので、時事問題と絡めて「ああ、そういうことか」と知識になることもしばしば。
 また、「創作料理のスペシャリスト」こと島慎之介が毎回披露してくれる、地産地消(地域で生産された農産物や水産物を、その地域内で消費すること)の精神に則ったユニークなお料理は、もう垂涎もの。毎回毎回、「これはどこの旅館に行ったら食べられますか?」状態なのですが、特に今回の「旬を喰らう」をテーマにした、アワビの踊り食いに地場産の夏野菜のかぶりつきは、「ちょっと今から伊勢志摩に行ってきます!!!」と旅立ちそうになりました。

 旅館経営のコンサルタント「城之内コンサルティング」のメンバーは以下のとおり。
星野さつき(森口瑤子)
 経営のスペシャリスト。元銀行員でフィナンシャル・プランナーの資格をもち、帳簿を見るだけで、その旅館の情報や問題点を把握してしまう。旅館に「資金の使い方」を指導するほか、裏帳簿などの不正も正す。前向きで笑顔を絶やさず、「笑顔が接客の基本」と身をもって教え、旅館に明るいムードをもたらす。

島慎之介(東幹久)
 創作料理のスペシャリスト。通称「慎さん」。佐賀関出身。その旅館独自の料理を考案し、味覚から旅館の立て直しを図る。なにごとにも真面目な性格で、常に客と料理に誠実でいようとする態度は、板場の意識改革に役立っている。しかし、その性格から、板場と対立することも。エピソードは、彼の過去に絡むものが多い。

桜井恵美(第1話〜第3話/星野有香)
 おもてなしのスペシャリスト。アメリカの大学でホテル経営を学び、「旅館のサービスとはなにか」という基本から気配りの行き届いた接客を指導。ラウンジや客室の改装から生け花や小物づかいの装飾まで、その旅館に合った快適な空間を演出する。

森田梢(第4話〜/高樹マリア)
 おもてなしのスペシャリスト。フランスのホテルでコンシェルジュを務めていた。桜井と同じく、接客術や空間演出に長けている。

岩田幸平(村田雄浩)
 温泉のスペシャリスト。温泉の泉質分析に長け、効能や成分を的確に把握する。元刑事で、どこの旅館に行っても、地元警察と友好な協力体制を築いてしまう。刑事時代、張り込み先の旅館で料理人の島に出会い、つき合いが長いためか、島には兄のように接している。

城之内愛子(野際陽子)
 城之内コンサルティングの社長。元ホテルインスペクターで、業界の事情に精通している。旅館コンサルタントとして、知らぬ者のいないほどのカリスマ的存在。おいしいものに目がない(毎回、いいものばっかり食べていて、うらやましいかぎり……)。星野たちを信頼しており、旅館乗っ取りなどの大事になれば、フォローを惜しまない。

<放送データ>
第1話(2004. 2)「星野さつきの事件簿 伊豆稲取で海の宝石ギンディをゲットせよ」
第2話(2005. 1)「大分佐賀関で海の奇跡関サバをゲットせよ」
第3話(2006. 4)「北海道松前で海の王者本マグロをゲットせよ」
第4話(2007. 7)「能登半島輪島を巡る究極のズワイガニと伝統の技・輪島塗の美に隠された連続殺人の謎!」
第5話(2008. 1)「下関産ふぐと日本海のイカ 秋吉台と萩焼き、長門湯本温泉郷をめぐる連続殺人事件の謎」
第6話(2008. 8)「旬を喰らう真夏の伊勢志摩・アワビの踊り食い、海女さん料理、夏野菜そして真珠をめぐる謎の連続殺人事件」


JUGEMテーマ:スペシャルドラマ
| comments(0) | trackbacks(0) | 23:59 | category: Drama |
Categories
Recommend
煌 中嶋敦子画集
煌 中嶋敦子画集 (JUGEMレビュー »)
中嶋 敦子
目の覚めるような煌めきの世界が、この一冊に! 『艶』と同じくイラスト一点一点に中嶋氏のコメントつき。『トリニティ・ブラッド』『プリンセス・プリンセス』『逮捕しちゃうぞ』の3作品については、アニメ制作に携わられていたときのエピソードを含めたインタビュー記事も収録。ベテランアニメーターの、作品やキャラクターへのあふれる愛を感じてください。
Recommend
カズキヨネ画集 -斬華-
カズキヨネ画集 -斬華- (JUGEMレビュー »)
カズキ ヨネ
アイディアファクトリー制作の乙女ゲーム『緋色の欠片』『翡翠の雫 緋色の欠片2』などのキャラクターデザイナーであり、イラストレーターでもある、カズキヨネの初画集。華麗で、「萌え」のつまったイラストの一点一点をご堪能ください! 「狐祭り」、最高!! カズキ氏のイラストに対するコメントや、画業についてのインタビューも、ぜひ読んでくださいね。
Recommend
由良 ARTWORKS -LIGHT SIDE-
由良 ARTWORKS -LIGHT SIDE- (JUGEMレビュー »)
由良
『由良ARTWORKS -DARK SIDE-』の下巻。『DARK SIDE』はボーイズラブゲームでまとめましたが、『LIGHT SIDE』は乙女ゲーム『乙女的恋革命★ラブレボ!!』のイラストから男性向け美少女ゲーム、最近のボーイズラブ作品を少々、そして“幻の企画”まで、由良氏がさまざまなジャンルで描かれてきたイラストを網羅。もちろん、コメント付きです! さらに携わられたゲームについて、作品ごとにインタビュー。10時間インタビューの成果や、如何に!? それは本書でご確認ください。
描き下ろしイラストのステキな箱には、『DARK SIDE』『LIGHT SIDE』両方が収納できますv
Recommend
由良 ARTWORKS -DARK SIDE-
由良 ARTWORKS -DARK SIDE- (JUGEMレビュー »)
由良
『冤罪』『帝国千戦記』『絶対服従命令』などのボーイズラブゲーム、およびダイエット乙女ゲーム『乙女的恋革命★ラブレボ!!』のキャラクターデザイナー・原画家で知られる由良氏の初画集です。12月に発行予定の「LIGHT SIDE」と2分冊の上巻。
「DARK SIDE」は『冤罪』『帝国千戦記』『絶対服従命令』の厳選イラストを収録。各作品の最新描き下ろしイラストに、3作品の主人公をシャッフルした「この本だけの」描き下ろし口絵あり。
そのうえ、各イラストに由良氏のコメントありで、内容充実の1冊です!
Recommend
永久保存版 完全ボーイズラブゲームガイド
永久保存版 完全ボーイズラブゲームガイド (JUGEMレビュー »)

1999年の開発開始から、ボーイズラブ(BL)ゲームのすべてを網羅したガイドブック。特に一世を風靡した人気作品はカラーページでクローズアップ! 表紙はBLゲーム原画家である由良&たたなかなの合作描き下ろし。また由良&たたなかな対談や淵井鏑、ゆりの菜櫻のインタビューも収録。
「BLゲームってどんなジャンル?」「BLゲームってどんなタイトルがあるの?」という初心者向けのカタログムック本です。BLに興味のある女性はもちろん、男性の方で「知りたい」という方にもオススメ! ただし肌色多めなので、要注意。
Recommend
TALES いのまたむつみ画集
TALES いのまたむつみ画集 (JUGEMレビュー »)
いのまたむつみ
RPGとして不動の人気を保つ『テイルズ・オブ・デスティニー』『テイルズ・オブ・エターニア』『テイルズ・オブ・デスティニー2』のキャラクターデザインを務めたいのまたむつみの『テイルズ』イラストを網羅。見逃したイラストもきっとココにあるはず! キャラクター造型やイラストの描き方について、コメントやインタビューもバッチリ収録。紙や印刷にもこだわってます。時間をかけただけのクオリティを堪能してください。
Recommend
WOLF'S RAIN SEEKING
WOLF'S RAIN SEEKING "RAKUEN" 川元利浩画集 (JUGEMレビュー »)
川元 利浩
アニメ『WOLF'S RAIN』のキャラクターデザインを務めた川元利浩の初画集。カジュアル、レトロ、ヴェネチアンマスカレード、ネイティヴアメリカンと、さまざまなモードジャンルから組み立てられたキャラクターたち。もちろん、オオカミの造形も要チェック! 川元ファン必携の1冊!
Recommend
艶-中嶋敦子STYLE-
艶-中嶋敦子STYLE- (JUGEMレビュー »)
中嶋 敦子
「艶のあるキャラクター」といえば、今、注目の中嶋敦子! 『逮捕しちゃうぞ』『GetBackers -奪還屋-』ほか、『PEACE MAKER鐵』『王ドロボウJING』など、思わず目も心も奪われる美麗イラストが満載! インタビューや各イラストへのコメントから、そのスタイルを探る!
Recommend
指先にくちづけて―パラケルスス・パラミールム
指先にくちづけて―パラケルスス・パラミールム (JUGEMレビュー »)
伊藤 智砂
16世紀に実在した、稀代の錬金術師にして医学の革命児、パラケルスス(テオフラストゥス・ホーエンハイム)をモデルにした「BL(ボーイズラブ)小説」です。
パラケルススと、彼が作り出した小さなホムンクルス「ヘルメス」は流浪の旅を続ける相棒同士。スイスのバーゼルに立ち寄った彼らは、町の有力者にして出版王フロベニウスに出会います、そのときから、なんだか二人の関係がおかしくなってきて……。
異端視され、火炙りの危険にさらされながらも、ヘルメスを手放せないパラケルスス。そんなパラケルススを守りたいと思うヘルメスは、パラケルススの危機に絶体絶命の手段を取ります。
史実をご存知の方には、パラケルススの「ヘルメス信仰」ってそういうこと? と思っちゃえるかもしれません(笑)。
※ BL的な表現や描写がありますので、苦手な方はご遠慮ください。
Recommend
TVアニメーション鋼の錬金術師コンプリートストーリーサイド
TVアニメーション鋼の錬金術師コンプリートストーリーサイド (JUGEMレビュー »)
スクウェアエニックス
『鋼の錬金術師』アニメ全話を徹底解説! まさにコンプリートな1冊です。特にアニメの『鋼』世界の設定を考察した「『鋼の錬金術師』徹底研究レポート」は、ファン必読です。
Recommend
TVアニメーション 鋼の錬金術師 キャラコレ
TVアニメーション 鋼の錬金術師 キャラコレ (JUGEMレビュー »)
スクウェア・エニックス
アニメ版『鋼の錬金術師』に登場する80余名のキャラクターを一挙にご紹介。各キャラの名セリフや特別な人間関係などを、アニメのシーンもいっしょにピックアップしています。
「このキャラってどういう人物だっけ?」と思ったときに、手軽にチェックできる1冊です。
Recommend
魔探偵ロキRAGNAROK PERFECT GUIDEBOO
魔探偵ロキRAGNAROK PERFECT GUIDEBOO (JUGEMレビュー »)
木下 さくら
『魔探偵ロキ』『魔探偵ロキ RAGNAROK』の世界をキャラクターの魅力分析やストーリーダイジェストで完全ガイド。作品に対するこだわり部分やカラー画集にリンクしたイラストコメントなど、「作者の声」がたっぷりつまった1冊! 描き下しイラストに、学生になっちゃった『ロキ』メンバーのコミック、アニメ版スタッフや声優のコメントもありの「ぎっしり」ガイドブックです。
Profile
Comments
Trackback
Mobile
qrcode
紹介作品の詳細は……
blog内の「画像」あるいは「灰色の作品タイトル」をクリックすると、Amazon.co.jpの作品紹介ページに飛びます。
Search this site
Sponsored Links

 レンタル掲示板,レンタル日記,レンタルブログ「大宇宙」